研究課題
挑戦的萌芽研究
リンゴ斑点落葉病菌(Alternaria alternata apple pathotype)は、宿主特異的AM毒素を生産し、毒素感受性のリンゴ品種に斑点性病害を引き起こす。先に、本菌の12個のAM毒素生合成遺伝子(AMT)のうち7個が、Mycosphaerella属菌からの水平移動によって成立したことを示す結果を得た。本研究では、コムギ葉枯病菌(M. graminicola)の相同遺伝子領域が第2次代謝遺伝子クラスターであること、この領域の遺伝子群がコムギへの感染時に発現すること、本菌が人工培養時に毒性物質を生産することを見出し、葉枯病菌がAM毒素と構造類似の毒素を生産にすることを示唆した。
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植物感染生理談話会論文集:感染生理談話会の50年~古きを温ねて、新しきを知る~
巻: 51 ページ: 57-69
Journal of General Plant Pathology
巻: 82 号: 3 ページ: 121-131
10.1007/s10327-016-0656-9