研究課題
挑戦的萌芽研究
卵態休眠するスミスアケハダニの休眠は、17℃以下の温度のみで誘起される。スミスアケハダニの休眠遺伝子を特定するため、次世代シークエンサーによるトランスクリプトーム解析(RNA-Seq)を行い、休眠卵産下雌において非休眠卵産下雌より有意に高く発現する遺伝子85個を特定した。休眠と遺伝子発現の関係を明らかにするため、効率的なRNAi法の開発を試みた結果、植物の葉の上にdsRNA溶液を塗布して与えることで、遺伝子発現を15日間抑制できた。本手法では、遺伝子1個ずつの発現の抑制に成功した一方、休眠抑制はみられなかった。このことから、候補遺伝子が複合的に休眠に関与する可能性が示唆された。
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