研究課題/領域番号 |
15K14694
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
前田 純夫 奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (90335472)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | パーシスター細胞 / コロニーバイオフィルム / 細菌 / persistence / 抗生物質耐性 |
研究成果の概要 |
パーシスター細胞は、一時的に抗生物質耐性を獲得した特定の細菌細胞小集団である。本研究では、コロニーバイオフィルム培養の大腸菌が、通常の液体培養の菌よりパーシスター細胞を多く生成すること、およびそのパーシスター細胞がバイオフィルム培養を止めても抗生物質を含む栄養豊富な37℃の培地中で4週間もの長期にわたり保持されることを見出した。この結果は、大腸菌細胞におけるパーシスター細胞状態の記憶効果の存在を示唆する。さらに、このバイオフィルム培養で促進されるパーシスター細胞生成とその記憶現象は、大腸菌種内のみならず他細菌種でも見られることを見出した。またこの現象に関わる数種の大腸菌候補遺伝子を同定した。
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