研究課題/領域番号 |
15K14720
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 姫路獨協大学 (2016) 東京大学 (2015) |
研究代表者 |
齋藤 一樹 姫路獨協大学, 薬学部, 教授 (10192585)
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連携研究者 |
片岡 宏誌 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
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研究協力者 |
此上 祥史
山下 雄佑
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 前胸腺刺激ホルモン(PTTH) / Torso / チロシンキナーゼ型レセプター / ジスルフィド架橋によるレセプター二量化 / カイコガ / 自己リン酸化 / 下流ERKリン酸化の促進 |
研究成果の概要 |
昆虫前胸腺刺激ホルモンPTTHのレセプターTorsoは、チロシンキナーゼ型レセプターである。本研究では、カイコガTorsoが、リガンド刺激の有無にかかわらず、膜貫通領域にある分子間ジスルフィド結合を介して二量化していることを見出した。膜貫通領域に存在するすべてのシステイン残基をフェニルアラニンに置換すると、Torsoは、リガンド刺激に関係なく細胞膜上で会合して二量体を形成し自己リン酸化を引き起こすが、下流のERKのリン酸化を誘導することはできないことがわかった。今後、PTTHによるTorsoの活性化機序を解明するためには、レセプター機能の維持に必須のこの分子間結合の役割を無視できないだろう。
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