研究課題/領域番号 |
15K14755
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山崎 理正 京都大学, 農学研究科, 助教 (80263135)
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連携研究者 |
池野 英利 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (80176114)
伊東 康人 兵庫県立農林水産技術総合センター, 森林林業技術センター資源部, 研究員 (70510923)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カシノナガキクイムシ / 飛翔行動 / フライトミル / フェロモン / オルファクトメーター / 揮発性物質 / ミズナラ / コナラ / 走光性 |
研究成果の概要 |
病原菌を運搬することでナラ枯れを引き起こすカシノナガキクイムシについて、羽化脱出直後の飛翔方向を野外で確認する方法を開発した。フライトミルを利用した室内実験で、カシノナガキクイムシには20km以上飛翔する能力があること、集合フェロモン存在下では飛翔速度は変わらないものの飛翔距離が雄でも雌でも長くなることを明らかにした。また、飛翔前と比べて飛翔後にはカシノナガキクイムシの正の走光性が低下することが明らかになった。カシノナガキクイムシは寄主の健全葉からの揮発性物質には誘引されるが、乾燥葉からの揮発性物質は忌避すること、飛翔の前後でこれらの反応は変化しその様式は雄と雌で異なることを明らかにした。
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