研究課題/領域番号 |
15K14772
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河本 晴雄 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (80224864)
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研究分担者 |
坂 志朗 京都大学, エネルギー科学研究科, 名誉教授 (50205697)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | セルロース / 熱分解 / 反応制御 / ケミカルス / 芳香族溶媒 / セルロース微結晶 / レボグルコサン / ヒドロキシメチルフルフラール / 非プロトン性溶媒 / 微結晶 |
研究成果の概要 |
熱分解によるバイオマスからのケミカルス生産において、炭化反応を含む2次熱分解反応を制御することは重要である。セルロースは、一辺が数十ナノメートルの断面よりなる微結晶の集合体であり、その界面から熱分解が進行することから、微結晶間で起こる熱分解反応を制御することが必要である。そこで、本研究では、水素結合を制御し2次熱分解反応を抑制できる芳香族溶媒の可能性について検討した。その結果、極性な官能基を持つ芳香族溶媒が微結晶間に効果的に侵入し、2次熱分解反応を制御することで、レボグルコサンと5-HMFを効率的に生成することを明らかにした。また、5-HMFを経由したセルロースの炭化機構が新たに提案された。
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