研究課題/領域番号 |
15K14778
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
大村 和香子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00343806)
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研究分担者 |
北條 優 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 研究員 (80569898)
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連携研究者 |
鈴木 養樹 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 (90353739)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シロアリ / 大顎 / 金属 / 強度 |
研究成果の概要 |
シロアリが大顎に強靱な耐久性を付与するメカニズムを解明することを目的として、大顎の強度評価と金属キャリアタンパク遺伝子の発現解析を行った。脱皮直後のネバダオオシロアリ前兵蟻では、大顎強度は兵蟻の1/7程度であった。(擬)職蟻の大顎強度にはシロアリの種間差はなかった。また金属キャリアタンパクの候補遺伝子のクローニングに成功し、頭部と比較して胸腹部における発現が高いことなどを明らかにした。 以上のことから、例えば木材中で一生を終える乾材シロアリでも、木材中に微量しか含まれないマンガンや亜鉛を選択的に大顎へ蓄積することにより、強靱な大顎を形成して木材を摂食できるというメリットがあると考えられる。
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