研究課題/領域番号 |
15K14814
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
耕野 拓一 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (20281876)
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研究分担者 |
桟敷 孝浩 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 中央水産研究所, 主幹研究員 (10453250)
宮崎 さと子 (窪田さと子) 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (90571117)
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研究協力者 |
Nguyen T. M. Hoa
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 隠匿行動 / 衛生管理 / ベトナム / エビ / 構造方程式モデリング / ICT / エビ養殖 / 抗生物質 / 社会関係資本 / 不知行動 / エージェンシー理論 / 経済疫学 |
研究成果の概要 |
ベトナム・フエ省でエビ養殖を行う農家の衛生管理行動に関する実態調査を行った。「エビ収穫後に、養殖の水を消毒せず外部に直接排水しているか」という質問を使い、Item count technique(ICT)により隠匿行動の存在を検証した。 分析の結果、エビ養殖後の排水管理において、隠匿行動が存在することが明らかとなった。共分散構造分析モデル(SEM)により、隠匿行動の防止には、衛生管理行動に関するモニタリング強化、および環境教育の充実等が必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国の生産現場における衛生管理における隠匿行動は、これまで噂はされていたが、その存在を示した研究はなかった。本研究は、エビ養殖の衛生管理における隠匿行動の存在が示された点に学術的意義がある。 エビ養殖の排水処理における消毒が十分に行われず、排水がラグーン(汽水湖)に流されている。近隣のエビ養殖農家は、その海水を使いエビ養殖を行うため、さらにエビの疾病が拡大する可能性が大きい。エビ養殖における衛生管理行動のモニタリング強化等の必要性等を明確に指摘した点で社会的意義も大きいといえる。
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