研究課題/領域番号 |
15K14885
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
黒須 剛 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官 (70432432)
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研究協力者 |
奥崎 大介 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (00346131)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | デング出血熱 / マウスモデル / 出血熱 / サイトカインストーム / 血症漏出 / フラビウイルス / 重症感染症 / デングウイルス / 感染病態 / 動物モデル / 重症化 / デング熱 / 感染モデル / 血漿漏出 / 感染 |
研究成果の概要 |
デング出血熱は血小板減少症と血漿漏出を特徴とする。重症化機序の解明を目指し、独自に開発した数種類のデングウイルス感染重症化マウスモデルを用いて病原機序を解明した。その結果、重症化の過程では1)マクロファージ系の異常な活性化。2)TNF-αなどの炎症性サイトカインの高産生。3)血管内皮細胞における保護因子と増悪因子の攻防。4)病態末期におけるサイトカインストームによる多臓器不全が起こっており、それぞれのステップに関与する因子群を同定した。また骨髄においては赤血球-巨核球系前駆細胞の障害が起こっていると結論した。さらにマウスモデルの応用のため、治療用抗体の防御能試験を行い、その有効性を示した。
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