研究課題/領域番号 |
15K14927
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大和田 智彦 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20177025)
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研究協力者 |
寧 桜唐
福田 朋也
尾谷 優子
池田 博隆
川幡 正俊
山口 健太郎
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 隣接基関与 / 窒素カチオン / 転位反応 / タンデムな隣接基 / オキシム / Beckmann転位 |
研究成果の概要 |
有機化学反応において、反応中心の近傍にある置換基が一過的な結合を形成して、生成物の構造や立体化学を変更もしくは選択することがあり、隣接基関与と呼ばれている。過去50年にわたりそのような例が集積されてきたが、大部分は、反応中心が炭素カチオンの場合に限られ、他の原子のカチオン中心への隣接基の関与の有無は報告されることがなかった。本研究では炭素カチオン以外の窒素カチオンでも隣接基関与が起きうることを、また隣接基関与が複数の置換基によって協同的に起きることを示した。このような反応性の変更は物質創製として新た変換反応としても活用できる。窒素-ヘテロ原子結合の存在が一般化できた。
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