研究課題
挑戦的萌芽研究
先行研究で、アルキル鎖の導入で脂溶性を付与したカテキン誘導体が、アルツハイマー病の原因物質アミロイドβペプチド(Aβ)の主要分解酵素であるネプリライシンやAβ産生を抑制するαセクレターゼ、さらにAβ産生酵素βセクレターゼの遺伝子発現をそれぞれ上方・下方調節する能力があることを見出した。本研究では、これらの発現制御に関わるカテキン結合タンパク質をカテキン結合ビースによる精製とLC/MSMS法を用いて二種類同定した。これらのカテキン結合タンパク質過剰発現細胞では、mock細胞に比較して脂溶性カテキン誘導体処理によるネプリライシン活性増強効果がさらに増大し、βセクレターゼ活性の減弱を引き起こした。
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
分子精神医学
巻: 17(2) ページ: 143-145
神経治療学
巻: 33 号: 3 ページ: 425-427
10.15082/jsnt.33.3_425
130005279042
http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/biotech/research.html