研究課題/領域番号 |
15K14975
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
永次 史 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (90208025)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 逆転写阻害核酸系薬剤 / 薬剤耐性機構 / HIV治療薬 / ヌクレオチド除去反応 / 架橋反応 / ウイルスRNA |
研究成果の概要 |
抗HIV治療薬さらにはB型肝炎の治療薬として多くの核酸誘導体が服用されている。これらの核酸誘導体が効かない薬剤耐性ウイルスの出現が問題となる。本研究では薬剤耐性を持つ逆転写阻害核酸薬の設計に向けた新たな戦略の開発を目指した。具体的にはウイルスRNA鋳型鎖とプライマーDNA鎖間に共有結合が形成させることで、薬剤耐性機構であるヌクレオチド除去反応が進行しても、従来の核酸誘導体とは異なり、ウイルスRNA鋳型鎖状に修飾塩基が残り逆転写反応が完全に停止することを期待した。その結果、架橋反応2本鎖DNAはHIV-1逆転写酵素を補足することによりHIV-1逆転写酵素を阻害できることがわかった。
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