研究課題
挑戦的萌芽研究
がん治療におけるネクローシス誘導剤の有用性を調べるために,肺がんおよび乳がん細胞に非アポトーシス性細胞死を誘導するニューロピリン-1(NRP-1)結合ペプチドと細胞死誘導配列を連結したハイブリッドペプチドを合成した.本ペプチドで誘導される細胞死は,ネクローシスの特徴を有しており,siRNAによるノックダウン実験により NRP-1を介した作用であることがわかった.また,ネクローシスマーカーであるHMGB-1の細胞外放出が著明に観察された.本ペプチドは,ネクローシス誘導薬として,新しい概念に基づく抗悪性腫瘍薬の開発に役立つと期待される.
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 2件)
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