研究課題/領域番号 |
15K14988
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
三隅 将吾 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授 (40264311)
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連携研究者 |
高宗 暢暁 熊本大学, イノベーション推進機構, 准教授 (60322749)
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研究協力者 |
井口 有紀
東山 未沙
江藤 比華留
諌山 達弥
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 粘膜免疫 / ミツバチ産品 / M細胞 / 花粉荷 / 分化 |
研究成果の概要 |
腸管関連リンパ組織におけるM細胞により、効果的に抗原を取り込むことは、腸管粘膜免疫応答の誘導にとって重要なステップである。我々は、花粉荷(Pl)がin vitro M細胞モデルにおいてヒトCaco-2細胞からM様細胞へ分化させることを明らかにしてきた。さらに、Plは効果的に蛍光ビーズのトランスサイトーシスを向上させた。そこで、本研究ではPlのM細胞分化誘導能を評価した。pPCRの結果、Plはローヤルゼリーとは異なるやり方でM細胞分化誘導能を有することが示唆された。これらの結果は、PlがM細胞を介して抗原が効果的に取り込まれることを介して粘膜免疫を調節できることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PlがM細胞を介して抗原が効果的に取り込まれることを介して粘膜免疫を調節できることを示したというデータは、plが腸管粘膜における免疫応答に影響しうることを意味している。これまでに、伝統・伝承的にミツバチ産品が生活の一部として利用されてきたという背景も含め、今後pl中のどのような成分が粘膜免疫の活性化に寄与できるかを明らかにすることは、新たな粘膜免疫を活性化できる因子の探索に寄与できると思われる。
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