マウス亜系間比較による新規コレステロール吸収制御因子の探索

• 研究課題/領域番号: 15K14996
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医療系薬学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 山梨 義英 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20582018)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 消化管吸収 / コレステロール

研究成果の概要

コレステロールの消化管吸収は体内のコレステロールレベルを制御する上で重要なプロセスである。しかしその吸収メカニズムには未解明な点が多い。本研究ではマウス亜系間でコレステロール吸収効率が違うことに着目し、この違いを説明する新規のコレステロール吸収制御分子を見出すことを目的に企画された。本研究で行われたプロテオミクス解析により複数の制御分子候補が見出され、今後の研究の発展が期待される。

研究成果

• [雑誌論文] VLDL/LDL acts as a drug carrier and regulates the transport and metabolism of drugs in the body. (2017)
  • 著者名/発表者名: Yamamoto H, Takada T, Yamanashi Y, Ogura M, Masuo Y, Harada-Shiba M, Suzuki H
  • 雑誌名: Scientific Reports 巻: 7 (1) 号: 1 ページ: 633-633
  • DOI: 10.1038/s41598-017-00685-9
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Transporters for the Intestinal Absorption of Cholesterol, Vitamin E, and Vitamin K (2017)
  • 著者名/発表者名: Yamanashi Y, Takada T, Kurauchi R, Tanaka Y, Komine T, Suzuki H.
  • 雑誌名: Ｊｏｕｒｎａｌ ｏｆ Ａｔｈｅｒｏｓｃｌｅｒｏｓｉｓ ａｎｄ Ｔｈｒｏｍｂｏｓｉｓ 巻: 24 号: 4 ページ: 347-359
  • DOI: 10.5551/jat.RV16007
  • NAID: 130005529930
  • ISSN: 1340-3478, 1880-3873
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] トランスポーターのリバーストランスレーショナルリサーチ (2017)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、豊田優、鈴木洋史
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター（宮城県・仙台市）
  • 年月日: 2017-03-24
  • 招待講演
• [学会発表] エゼチミブはビタミンKの吸収阻害を介してワルファリンの作用を増強する (2016)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、倉内亮弥、鈴木洋史
  • 学会等名: 第48回日本動脈硬化学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京王プラザホテル（東京都・新宿区）
  • 年月日: 2016-07-14
  • 招待講演
• [学会発表] NPC1L1は消化管におけるビタミンK吸収担体であり、ワルファリン療法の修飾因子である (2016)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 学会等名: 医療薬学フォーラム2016 第24回クリニカルファーマシーシンポジウム
  • 発表場所: 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール（滋賀県・大津市）
  • 年月日: 2016-06-25
  • 招待講演
• [学会発表] ビタミンKの吸収阻害を介したエゼチミブとワルファリンの薬物相互作用機序の解明 (2016)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、倉内亮弥、鈴木洋史
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東北ブロック第6回学術大会
  • 発表場所: ハマツホテル（福島県・郡山市）
  • 年月日: 2016-05-21
  • 招待講演
• [学会発表] Novel mechanism of drug-drug interaction between ezetimibe and warfarin via the alteration of vitamin K absorption (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第30回年会
  • 発表場所: タワーホール船堀（東京都江戸川区）
  • 年月日: 2015-11-12
• [学会発表] NPC1L1は消化管におけるビタミンK吸収担体であり、ワルファリン療法の修飾因子である (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 学会等名: 第９回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウム
  • 発表場所: 千葉大学 亥鼻キャンパス（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2015-11-07
• [学会発表] ビタミンKの吸収不全を介したエゼチミブとワルファリンの薬物相互作用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 学会等名: 第47回 日本動脈硬化学会総会・学術集会
  • 発表場所: 仙台国際センター（宮城県仙台市）
  • 年月日: 2015-07-09
• [学会発表] ビタミンKの吸収阻害を介したエゼチミブとワルファリンの薬物相互作用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、豊田優、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、鈴木洋史
  • 学会等名: 第10回 トランスポーター研究会年会
  • 発表場所: 慶応義塾大学 薬学部 芝共立キャンパス（東京都港区）
  • 年月日: 2015-06-20
• [学会発表] エゼチミブとワルファリンの薬物相互作用メカニズムの解明 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 学会等名: 日本薬剤学会 第30年会
  • 発表場所: 長崎ブリックホール（長崎県長崎市）
  • 年月日: 2015-05-21
• [図書] Bile Acids in Gastroenterology (Chapter 5: Bile Acid as Therapeutic Agents) (2017)
  • 著者名/発表者名: Yamanashi Y, Takada T, Suzuki H
  • 総ページ数: 30
  • 出版者: Springer Japan
• [図書] 日本血栓止血学会誌（ワルファリンとエゼチミブの薬物相互作用メカニズムの解明：Niemann-Pick C1 like 1によるビタミンKの消化管吸収） (2017)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、鈴木洋史
  • 出版者: 日本血栓止血学会
• [図書] ビタミン（ビタミンK吸収輸送体の発見） (2016)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、小西健太郎、山本武人、豊田優、増尾友佑、山本英明、鈴木洋史
  • 総ページ数: 2
  • 出版者: 日本ビタミン学会
• [図書] くすりと糖尿病（新規機序の薬物相互作用：ビタミンの体内動態の重要性） (2016)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、山本武人、豊田優、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、鈴木洋史
  • 総ページ数: 3
  • 出版者: 日本くすりと糖尿病学会
• [図書] 医薬品相互作用研究（ビタミンの体内動態変動を介した新規機序の薬物相互作用～エゼチミブはビタミンKの消化管吸収を阻害しワルファリンの抗凝固作用を促進する～） (2016)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、倉内亮弥、鈴木洋史
  • 総ページ数: 6
  • 出版者: 医薬品相互作用研究会
• [図書] 機能性食品と薬理栄養（腸管トランスポーター研究から明らかになったコレステロール、ビタミン、薬物の相互作用） (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、山本英明、田中悠介、小峰瞳子、鈴木洋史
  • 総ページ数: 7
  • 出版者: 日本機能性食品医用学会
• [図書] 細胞工学（コレステロールトランスポーターNPC1L1によるビタミンKの消化管吸収） (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英、高田龍平、鈴木洋史
  • 総ページ数: 2
  • 出版者: 学研メディカル秀潤社
• [図書] 実験医学（ビタミンKの吸収経路の発見） (2015)
  • 著者名/発表者名: 高田龍平、山梨義英、鈴木洋史
  • 総ページ数: 4
  • 出版者: 羊土社
• [図書] ファルマシア（治療で誘発される腫瘍セクレトームが腫瘍の治療抵抗性と進行を助長する） (2015)
  • 著者名/発表者名: 山梨義英
  • 総ページ数: 1
  • 出版者: 日本薬学会
• [備考] 自己紹介（研究室ホームページ内）
  • URL: http://plaza.umin.ac.jp/~todaiyak/yamanashi.php
• [備考] 所属研究室ホームページ
  • URL: http://plaza.umin.ac.jp/~todaiyak/