病態時の分子時計機構に及ぼすエキソソームの役割

• 研究課題/領域番号: 15K15005
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医療系薬学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 大戸 茂弘 九州大学, 薬学研究院, 教授 (00223884)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 薬学 / 分子時計 / エキソソーム / 病態

研究成果の概要

本研究において、まず慢性腎臓障害時の肝臓では、Cypおよびその転写制御因子の発現低下による肝薬物代謝機能障害が生じることを明らかにした。次に肝臓のDBP発現量の日周リズムの変容は、肝臓由来のエキソソームにおけるDBP発現量の日周リズムの変容に対応していた。血中エキソソーム中の時計遺伝子の発現量を解析することで、病態時の臓器リズム障害の指標となる時計遺伝子の発現リズム変容を非侵襲的に診断できることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 体内時計の分子機構を基盤にした創薬・育薬 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 雑誌名: 生体の科学 巻: 67（6） ページ: 574-578
• [学会発表] がんの時間治療 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第37回日本臨床薬理学会
  • 発表場所: 鳥取
  • 年月日: 2016-12-01
  • 招待講演
• [学会発表] 時間薬理学を基盤にした創薬と育薬 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第23回日本時間生物学会学術大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2016-11-12
  • 招待講演
• [学会発表] 生体リズムを基盤にした創薬・育薬 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第64回質量分析総合討論会、特別講演
  • 発表場所: 大阪
  • 招待講演
• [学会発表] Chronopharmacology of antitumor drugs focused on biological clock 、Chronopharmacology in cancer, shift work sleep disorder and beyond (2016)
  • 著者名/発表者名: Shigehiro Ohdo
  • 学会等名: SRBR 2016
  • 発表場所: USA(Florida)
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 生体リズムを基盤にした創薬・育薬 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第33回日本TDM学会・学術大会、教育講演
  • 発表場所: 栃木
  • 招待講演
• [学会発表] 患者にやさしい生体リズムにマッチした時間治療 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第49回日本漢方交流会 全国学術総会 福岡大会、特別講演
  • 発表場所: 福岡
  • 招待講演
• [学会発表] 患者に優しい生体リズムにマッチしたクロノセラピィー (2015)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第48回日本薬剤師会学術大会
  • 発表場所: 鹿児島
  • 年月日: 2015-11-22
  • 招待講演
• [学会発表] がんの時間薬理学を考えた効果的な緩和薬物治療 (2015)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第9回日本緩和医療薬学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2015-10-04
  • 招待講演
• [学会発表] 時間薬理学―患者さんにやさしい時間治療 (2015)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 第26回日本緑内障学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2015-09-12
  • 招待講演
• [学会発表] 時間制御による新たな創薬ストラテジ- (2015)
  • 著者名/発表者名: 大戸茂弘
  • 学会等名: 日本薬剤学会 創立30周年記念シンポジウム
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2015-05-20
  • 招待講演