研究課題
挑戦的萌芽研究
癌細胞や癌組織中の微量金属元素を網羅的に定量する系をICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)で立ち上げた。ICP-MS前に実施するトリクロル酢酸処理法(脱タンパク質法)も最適化した。確立した測定系により、スキルス胃癌の腹膜転移細胞株では、ルビジウム(原子番号37)含量が、その対応する親株に比して有意に高いことが分かった。ルビジウムの細胞内濃度は、カリウム濃度と類似していた。癌の腹膜転移とルビジウム濃度との関連性について、今後の研究課題として取り組むための手掛かりを得た。以上、細胞中の微量金属元素含量を網羅的に測定する系を確立し、癌転移で有意に変動する微量金属元素群を特定する成果を得た。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (5件)
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