研究課題
挑戦的萌芽研究
生体内のあらゆる組織はその発生過程において血管がくまなく張り巡らされる。この血管成長を担っているのが、血管内皮成長因子(VEGF)と、その受容体であるVEGFR2のシグナルである。VEGFシグナルの発芽、血管増殖に関する役割は広く認知されているものの、血管の安定化・成熟化の過程に関してはよく知られていない。本研究は、最新の遺伝子改変マウス、可視化テクノロジーを駆使しVEGFシグナルの血管安定性維持における役割を明らかにすべく遂行された。具体的には神経特異的VEGF欠損マウス網膜では、既に成熟した血管の安定性が損なわれており、この表現型は血管内皮特異的VEGFR2欠損マウスでも再現された。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 6件、 招待講演 8件) 備考 (1件)
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