オートファジーによる腸疾患の制御

• 研究課題/領域番号: 15K15110
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 浅野 純平 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, プロジェクト助教 (70463809)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: オートファジー / 腸管上皮 / 幹細胞

研究成果の概要

オートファジーの様々な疾患への関与が明らかになりつつあり、疾患制御の観点からオートファジーが注目されている。本研究では近年増加の一途をたどる炎症性腸疾患(IBD)に着目し、オートファジーによる疾患制御の可能性を検討した。それによりオートファジーは腸幹細胞の恒常性維持と上皮再生に重要なことが明らかになった。さらに、5-FUを用いるマウス腸炎モデルにおいてオートファジーを欠損する腸管上皮の炎症増悪を確認した。本研究によりオートファジーが腸管上皮の再生に重要であることが明らかになり、IBDの病因解明や制御におけるオートファジーの有用性が示唆された。