研究課題/領域番号 |
15K15176
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
菰田 孝行 東京医科大学, 医学部, 助教 (80532704)
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研究分担者 |
阿部 幸恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (20449218)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シミュレーション / 多職種連携教育 / チーム実践力 / 医療系学生 / シミュレーション教育 |
研究成果の概要 |
チーム実践力について、質問紙調査により、「スキル」と「意識」の2測面に着目した尺度を完成させた。チーム実践力が、「スキル」と「意識」の2側面を基盤とする構造からなることを示すことができた。 シミュレーショントレーニングについては、TBL(Team-Based Leaning)の手法を取り入れたトレーニング方法を実施した。チーム実践力尺度による測定で、受講後の得点が上昇していた。チーム医療の場面を設定したTBLの手法を用いたシミュレーショントレーニングは、多職種連携教育を推進することができるトレーニングモデルになりうる可能性を示すことはできたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療職者の「実践力の低下」は、医療現場でたびたび指摘される問題である。基礎教育において教授された知識を現場で応用できるように定着させるためには、実習等において実際に自分の身で体験することが重要であるとされる。そこで、シミュレーション教育の重要性が近年になって高まってきた状況がある。 本研究によって作成されたチーム実践力尺度は、医療現場における体験を想定した尺度であり、実際の医療現場を模したシミュレーション教育の効果測定に寄与することができ、多職種連携による医学教育の発展につながるものと考える。
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