精神科デイケア不適応利用者の臨床行動調査

• 研究課題/領域番号: 15K15178
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 東京医療学院大学
• 研究代表者: 上原 栄一郎 東京医療学院大学, 保健医療学部, 講師 (00645327)
• 研究協力者: 岡本 絵里加 東京福祉専門学校, 作業療法士・専任教員 ; 河村 裕樹 一橋大学, 大学院 社会学研究科, 研究員 ; 水野 高昌 帝京平成大学, 作業療法士・准教授 ; 千々岩 友子 浜松医科大学, 看護師・准教授 ; 中村 智己 宗近病院, 精神科デイケア, 看護師 ; 平田 綾子 村井病院, デイケア, 作業療法士 ; 新野 彩花 まるいクリニック, 精神保健福祉士 ; 堀江 倫孝 すずかけクリニック, 精神保健福祉士・臨床心理士 ; 里村 恵子 東京医療学院大学, 作業療法士・教授 ; 山口 芳文 東京医療学院大学, 作業療法士・教授 ; 内田 達二 東京医療学院大学, 作業療法士・講師
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 精神科デイケア / ＷＥＢモニタ / ＷＥＢチャット / 因子分析 / 適応評価 / 医療中断 / ＭＲＯＣ / 地域リハビリテーション / 初期適応 / 医療社会学 / 精神科デイケア適応質問紙 / 会合 / ワーキンググループ / ＷＥＢアンケート / 中断

研究成果の概要

精神科ＤＣでは中断者がみられるが，その直接調査は倫理的な問題が高く推測を脱しえない．本研究では，ＷＥＢモニタ調査を用い中断者との接触を図り中断を減じさせる視点を得ることを目的とした．
まず，ＷＥＢモニタ登録者のスクリーニングによりＤＣ利用者12,168名が抽出された．次いで，ＷＥＢチャットで46名のＤＣ利用者と対話を行い，中断要因に関する質的な分析が行われた．最終的に71項目5件法のＷＥＢアンケートを実施し376名より回答を得て，5因子（メンバー交流，プログラム適応，スタッフ支援，自身の安定，施設満足感）36項目が収れんされ，質問紙項目は医療中断の可能性を弁別することが示唆された．