研究課題/領域番号 |
15K15179
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
氏原 恵子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (70645431)
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研究分担者 |
森 恵子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70325091)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 若年性子宮頸がん / 患者会 / 情報リテラシー |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「手術を勧められた若年性子宮頸がん患者の情報リテラシー能力育成プログラムの構築」である。研究代表者が所属する患者会の研究協力の得られた対象者にインタビューによるデータ収集を行い、得られたデータを分析し、以下のような結果が得られた。若年性子宮頸がん患者の情報収集のツールはインターネットが主であった。対象者を若年性子宮頸がん患者に焦点化したことで若年者の情報収集行動の特徴を捉えることができ、「正しい情報を得る力」「情報整理をする力」「情報を自己の個別に照らし活用する力」の3つが情報リテラシー能力育成プログラムの中心となることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究対象者を若年性子宮頸がん患者で自助グループに参加している患者とし、発症時の情報収集行動に焦点をあて、その体験をデータとした点が本研究の特徴である。情報収集はインターネットや書籍をツールとして行われていたが、膨大な情報量からどのようにして疾患の正しい理解、治療場所や治療法の選択などにつなげていったのかをデータから分析した。情報リテラシー能力育成により患者が納得して治療を受けることや意思決定支援、医療者とのコミュニケーションにも有効であり、また、若年性子宮頸がん患者以外のがん患者にも応用できると考えられた。AYA世代のがん患者支援の一助になると考える。
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