研究課題/領域番号 |
15K15227
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究 |
研究代表者 |
松尾 洋孝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 分子生体制御学, 講師 (00528292)
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研究分担者 |
山本 健 久留米大学, 医学部, 教授 (60274528)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 分子遺伝疫学 / 痛風遺伝子 / 腸炎 / マーカー / 尿酸 / 炎症性腸疾患 / 遺伝疫学 / 個別化医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、腸管及び腎臓における尿酸排泄機構の解明のため、多数例の急性腸炎や炎症性腸疾患、および血液透析患者等の症例サンプルと臨床データが収集された。その結果、罹患期の急性腸炎患者において、輸送体ABCG2の機能低下は、急性期の患者の血清尿酸値を有意に上昇させ、これは脱水の重症度を考慮しても有意であった。回復期の患者では有意な上昇を認めなかった。さらに、血液透析患者では輸送体ABCG2の機能低下が血清尿酸値の上昇と有意に関連した。すなわち、どちらの病態でもABCG2遺伝子の機能低下型変異が血清尿酸値の上昇を引き起こしており、血清尿酸値は小腸上皮障害のマーカーとして有用である可能性が示唆された。
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