研究課題/領域番号 |
15K15249
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
吉光 真人 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 主任研究員 (70321940)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ブドウ球菌エンテロトキシン / 黄色ブドウ球菌 / LC-MS/MS / ペプチド / 一斉分析 / SEs / 消化 / 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン / 質量分析計 / 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン(SEs) / 酵素消化 / 食中毒 |
研究成果の概要 |
ブドウ球菌エンテロトキシンを消化したペプチドを用いて、6種類の毒素の一斉分析法を確立した。本分析法は、BHI培地培養上清および牛乳に含まれる6毒素の分析が可能で、分析法の妥当性が確認された。また、従来法では検査できなかったH型毒素の定量が可能であり、従来法と同等の性能を持つことが示された。今回、タンパク質を豊富に含む牛乳という試料で分析法を確立できたことから、様々な食品での検査に用いることが可能と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、食中毒原因毒素として報告がある一方、今まで検査が困難であったH型毒素についての検査法を確立した。また、6種類の毒素を一斉分析可能な方法を確立することで、効率的に検査を行うことが可能となった。本分析法で用いたLC-MS/MSは地方衛生研究所等で残留農薬検査等に広く用いられている分析機器である。したがって、今回確立した分析法は、地域の衛生行政を担う地方衛生研究所で実施可能な方法であり、黄色ブドウ球菌食中毒が疑われる事例に他の検査法と共に用いられることで、現在よりも適切に食中毒事例に対応できると考えられる。
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