研究課題/領域番号 |
15K15251
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
金井 信一郎 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (10617541)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | MRSA / エアーサンプリング / 空気感染 |
研究成果の概要 |
本研究はMRSAの空気を介する院内感染の伝播を明らかにするのを目的とした。信州大学医学附属病院入院中の患者で、MRSAが検出された患者のベッドサイド周囲の空中浮遊菌を、空中浮遊菌サンプラー(Air Bio Sampler II)を用いてエアーサンプリングを行う予定であったが、対象患者の設定ができず、エアーサンプリングが行えなかった。これにより、検出されたMRSAの株の薬剤感受性および遺伝子学的背景の解析はできなかった。また、検体採取部位、抗菌薬使用、呼吸器症状、基礎疾患等を調査し、薬剤耐性菌が空気中に散布されるリスク因子を探ることができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではMRSAの空気を介する院内感染の伝播を明らかにできなかった。MRSAなどの薬剤耐性菌の伝播経路は接触感染で、医療従事者の手指や医療器具を介して伝播が起きていることが言われており、手指衛生を中心とした標準予防策を励行すること、既にMRSAが検出された患者に対しては接触予防策を行うといった従来通りの感染対策が推奨される。
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