研究課題/領域番号 |
15K15256
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
濱井 和子 広島国際大学, 看護学部, 准教授 (80461325)
|
研究分担者 |
川村 尚也 大阪市立大学, 大学院都市経営研究科, 准教授 (80268515)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 補完的サービス / コアサービス / 膝関節置換術 / 多職種 / 患者 / 周手術期 / 膝関節症 |
研究成果の概要 |
快適かつ診療効果に寄与する補完的サービスのあり方を検討することを目的に、膝関節置換術の入院サービスに焦点を当て、患者の知覚と病院の多様な職種の実践知をインタビューによって調査した。多職種は、補完的サービスについての患者の知覚を概ね正確に把握していた。多職種はサービス提供に際し、患者を「待たせている」と認識しており、各職種のできる範囲内で対策を講じようとしていた。膝関節術後において、長い待ち時間は危険行動の惹起あるいは回復ための行動の抑制に繋がる懸念があるため、職種横断的に対策に取り組む必要があることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①コアサービス/補完的サービスの概念を用いて医療サービスの内容を具体的に描出した。これにより医療サービスの構成要素の理解に新たな視点を提供した。②急速に普及しつつあるものの、その詳細が広く知られているとは言えない入院時日用品レンタルサービスの実態と効用を明らかにした。③入院医療サービスに対する患者の知覚が、強化型補完的サービスのホスピタリティに集中する傾向を描出した。また病院の多職種が患者知覚を概ね把握していることを提示した。④多職種は実践を通じてコアと補完的サービスの関係性に部分的に気づいていることを描出し、患者と多職種の知見の統合が補完的サービスの設計に必要であることを指摘した。
|