研究課題
挑戦的萌芽研究
これまでの心筋リプログラミング効率は低く、また血清入りの培養液を使用するため安全面の課題があった。そこで本研究では無血清培養下で拍動心筋の誘導を促進する化合物を同定し、安全かつ効率の良い心筋直接リプログラミング法を確立することを目的とした。研究の結果、マウス線維芽細胞から心筋誘導遺伝子を導入後、FGF2/FGF10/VEGFを添加した無血清培地で培養をすると、通常の血清培地と比較して約40倍心筋誘導が改善した。またFGF2/FGF10/VEGF 添加により、2つの転写制御因子(Mef2c、Tbx5)のみで心筋誘導することが可能になった。
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