研究課題/領域番号 |
15K15314
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
金田 るり 自治医科大学, 医学部, 准教授 (70465029)
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研究協力者 |
黒尾 誠 自治医科大学, 医学部, 教授 (10716864)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心腎連関 / 微小リン酸カルシウム結晶 / CPP / 心筋細胞 / Calciprotein particle / Mcp1 / ヒストンH3リシンK4トリメチル化 / 心臓線維芽細胞 / 心筋障害 / 遺伝子発現変化 |
研究成果の概要 |
慢性腎臓病と心血管病の密接な関与が“心腎連関”として注目されている。本研究では、腎臓病によるリン代謝異常の結果生じた微小なリン酸カルシウム結晶(Calciprotein particle: CPP)が心筋細胞に及ぼす影響を検討した。ラット培養心筋細胞に合成CPPを添加すると、電子伝達系や筋収縮に関連する遺伝子群の発現が低下した。逆に Mcp1遺伝子はCPP刺激により発現が亢進し、同遺伝子の転写開始点近傍では、発現量の変化とパラレルなエピジェネティック変化が認められた。本研究成果は、CPPが心腎連関増悪因子の一因であり、新規治療標的となり得る可能性を示唆する。
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