研究課題/領域番号 |
15K15383
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
金城 雄樹 国立感染症研究所, 真菌部, 室長 (20570831)
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研究分担者 |
丸山 徹 熊本大学, 薬学部, 教授 (90423657)
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連携研究者 |
異島 優 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (00457590)
上野 圭吾 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 主任研究官 (10550220)
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研究協力者 |
酒井 純 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 協力研究員
齋藤 典子 国立感染症研究所, 電顕室, 職員
高塚 翔吾 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 研究員
阿部 雅広 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 協力研究員
仲原 真貴子 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 研究生
川久保 俊 国立感染症研究所, 真菌部第三室, 実習生
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感染症 / 真菌 / 抗真菌薬 / S-ニトロソ化蛋白 / 内科 / 薬学 |
研究成果の概要 |
侵襲性真菌感染症は抗真菌薬治療でも致命率が高い。本研究では新規治療薬の開発をめざし、菌の排除に重要な一酸化窒素の安定型供与体であるS-ニトロソ化蛋白を用いて、主要真菌のカンジダ属、クリプトコックス属及びアスペルギルス属に対する抗真菌活性を解析した。S-ニトロソ化蛋白は解析した全ての菌種に対して増殖抑制効果を示した。フローサイトメトリー解析及び走査型電子顕微鏡解析の結果から、S-ニトロソ化蛋白は真菌内の活性酸素産生を増加することで真菌の細胞死を誘導することが示唆された。S-ニトロソ化蛋白は薬剤耐性真菌に対しても抗真菌活性を認めたことから、新規抗真菌薬としての有用性が期待される。
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