研究課題
挑戦的萌芽研究
ナノスーツ法は、組織を固定せず、生きたまま走査型電子顕微鏡で観察する新しい技術である。本応募課題の目的は、1.ヒト皮膚由来培養細胞をナノスーツ法で観察出来るかどうかを検討し、2.悪性黒色腫細胞を3次元癌間質モデルに応用し、ナノスーツ法で癌細胞の浸潤能を測定し、3.癌細胞に対する分子標的薬の効果を、ナノスーツ法に立脚して評価することである。従来、電子顕微鏡の観察試料は化学固定し、金属を蒸着していた。このため、皮膚や細胞が持つ瑞々しさを観察することは出来なかった。しかし、ナノスーツ法は、界面活性剤などで組織表面に皮膜を形成するため、表面構造を保ちつつ、培養環境の組織や細胞を生きたまま観察した.
すべて 2017 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
R Soc Open Sci
巻: なし 号: 3 ページ: 160887-160887
10.1098/rsos.160887
J Biomed Mater Res A
巻: 印刷中 号: 10 ページ: 3386-3396
10.1002/jbm.a.35473