研究課題/領域番号 |
15K15432
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
牧之段 学 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00510182)
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研究分担者 |
紀本 創兵 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (00405391)
井川 大輔 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (00526717)
深見 伸一 奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90424150)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ミエリン / 前頭前野 / シナプス / オリゴデンドロサイト / クプリゾン / 隔離飼育 / 海馬 |
研究成果の概要 |
本課題では、in vitro (neuron-oligodendrocyte co-culture)、ex vivo (slice culture)、in vivo(幼若期隔離マウス、BTBRマウス)の複数のモデルを用い、ミエリン形成と同部位のニューロン機能およびシナプス機能との相関を検証した。因果の証明には至らなかったものの、上記の複数のモデルにより、ミエリン形成と同部位のニューロン機能および同部位のニューロンへの興奮性入力との相関が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前頭前野V/VI層のミエリン形成と同部位の活動性、および前頭前野V/VI層のミエリン形成と同部位に存在する錐体細胞への興奮性入力との間の何らかの相関が示唆された。これまでは脳機能といえば、ニューロンを中心とした脳回路の機能に着目されてきたが、本研究成果は、ニューロンでないグリア細胞の一つであるオリゴデンドロサイトが形成する前頭前野のミエリンも精神疾患の治療ターゲットになる可能性が示された。
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