研究課題/領域番号 |
15K15460
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 |
研究代表者 |
永井 慎 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (30460497)
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研究分担者 |
片渕 哲朗 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (00393231)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放射性医薬品 / 核酸医薬品 / 放射性 / RNAi / 放射性核酸医薬品 / ケモインフォマティクス / シミュレーション / 分子軌道法 / 薬学 / 放射線 / 遺伝子 / 核酸 |
研究成果の概要 |
細胞種選択的に入る放射線医薬品はほとんど見当たらない。本研究では、がん細胞特異的に遺伝子発現しているmRNAを標的に放射性物質の標識しても凝集せず、選択的に結合する放射性核酸医薬品の作製設計を目的とした。放射性物質を標識したRNAの分子設計は、放射性物質を標識することでの核酸配列の無凝集および自由度の確保について分子軌道法を用いて設計した。シミュレーション結果より核酸のハイブリッド能を損なわない構造を決定した。また、それに伴う合成法も検討した。テクネシウムを合成付加してLNA核酸断片を作成し、核酸断片の凝集性および選択性を測定したところ、双方とも失わない設計および合成が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が目指す成果は、点在するがん細胞等の検査や治療薬として使用できる核酸医薬品の開発である。本研究成果は分子量の大きい放射性物質を核酸断片に結合させることで、核酸断片が金属との凝集の防止と自由度の確保をする分子設計法および分子モデルとして結果が得られた。 放射性物質を用いた核酸分子設計に関する合成法の報告は数少なく学術的にも意義があった。また、今後、細胞内への導入確認および検査・治療等への応用ができれば、点在するがん治療への対応が可能となり社会的意義はあると思われる。
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