研究課題/領域番号 |
15K15463
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
笠岡 敏 広島国際大学, 薬学部, 准教授 (90338690)
|
研究協力者 |
増永 真一郎 京大原子炉
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | リポソーム / 中性子捕捉療法 / 膜流動性 / 膜流動感受性 / BNCT / 細胞透過性ペプチド / ハイブリッド / DDS |
研究成果の概要 |
本研究ではボロン化合物を合成し、膜流動性感受性ボロンリポソームの構成脂質として用いた。膜流動性感受性ボロンリポソームは有機溶媒を用いることなく、超音波処理だけでボロンを高濃度含有することができた。また、各種FITC標識ボロンリポソームの取り込みにおいて、メラノーマ細胞に対しては高い蛍光が見られたのに対し、繊維芽細胞ではほとんど観察されず、腫瘍細胞選択性が認められた。このリポソームは、37℃での血清内24 hと4℃での緩衝液中30 dのインキュベート後も高い安定性を示した。さらに、熱中性子照射によって、BSH水溶液群と比較して膜流動性感受性ボロンリポソームによる有意に高い殺細胞効果が示された。
|