研究課題
挑戦的萌芽研究
X線及び炭素イオン線抵抗性がん細胞株X60は細胞あたりのリソソーム、ATP、ミトコンドリア、活性酸素種含有量が有意に多く、これらに関わるmTORシグナリングがX線及び炭素イオン線抵抗性に深く関与することが示された。また、X60細胞はストレプトリジンOによって生じる細胞膜損傷に対して抵抗性であること、脂質ラフトの制御や細胞膜修復過程で起こるエンドサイトーシスに関わるFlottilin-1の細胞膜上のドメインが、通常培養状態から多いことが示された。この研究により、がん細胞のX線や炭素イオン線抵抗性には、脂質ラフトの形成やエンドサイトーシスなど細胞膜の代謝が関わる可能性が示された。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
Oncol. Rep.
巻: 36 号: 5 ページ: 2946-2950
10.3892/or.2016.5122
Journal of Radiation Research
巻: 56 号: 4 ページ: 633-638
10.1093/jrr/rrv015