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胸管を利用したリンパ管逆行性抗癌剤投与法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K15490
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京大学

研究代表者

田中 潤一郎  東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (50647526)

研究分担者 山口 博紀  東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (20376445)
石原 聡一郎  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00376443)
須並 英二  東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (70345205)
渡邉 聡明  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80210920)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2016年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードドラッグデリバリー / がんリンパ行性転移 / ドラッグデリバリーシステム / リンパ行性転移
研究実績の概要

進行癌に対する手術において、主要な動脈の周囲を取り囲むように腫瘤を形成している転移性リンパ節や、大動脈周囲転移リンパ節など、リンパ節転移のサイズ・数・転移部位から手術適応とならないことがある。こういった症例に対しては抗癌剤の全身投与が行われているが、奏効例もあるものの未だにその治療結果は不十分と言わざるを得ない。
切除不能な転移性リンパ節に集中効果的に抗癌剤を直接デリバリーすることが可能となる方法として、消化管のリンパ管が最終的に集合する胸管を利用し、リンパ管逆行性に抗癌剤を投与する治療法を開発することが本研究の目的である。
平成27年度は、先行研究論文 (MICROSURGERY 23:239-245) のMethodに基づき、ラット胸管カニュレーションモデルの作成を開始した。エーテル麻酔下のSDラットを開腹し、横隔膜直下の胸管内に0.6mm径のシリコンチューブをカニュレーションし、ナイロン糸を用いて固定した。しかしながら胸管内へ液体を注入する際にカニュレーション部位からの液体漏出やチューブの逸脱が生じた。これは先行研究は胸管カニュレーションからリンパ液を連続的に採取することを目的にしており、カニュレーション部位に液体注入による陽圧が生じることが想定されていなかったことによる。ラット胸管カニュレーションモデルでは胸管への液体の注入は困難であるとの知見を得た。
平成28年度は胸管カニュレーションモデル作成の見直しを行った。大型の動物種である実験用ミニブタは胸管も太く発達しており、カニュレーション部位をより強固に固定することが可能であり、胸管内への液体注入にも十分対応できるものと考えられた。動物実験施設において12月齢ゲッチンゲンミニブタを用いて実験予定としていたが、研究代表者の退職に伴う資格喪失により、今後は他部門からの研究費を獲得して本研究を続行していくこととした。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2018-01-16  

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