研究課題
挑戦的萌芽研究
膵腫瘍から幹細胞分画を抽出し、その特異的高発現分子としてCD73を同定した。CD73阻害剤APCPは癌幹細胞の自己複製能、浸潤能、造腫瘍性を有意に抑制した。膵腫瘍の臨床検体ではCD73高発現は腫瘍浸潤と有意な相関を認めた。さらにヒト膵腫瘍細胞の幹細胞性・造腫瘍性は、癌抑制遺伝子Xの欠失により獲得されることをゲノム編集法で明らかにした。癌抑制遺伝子Xが制御する遺伝子Yを同定し、臨床検体ではX低発現かつY高発現症例で有意に高い再発率を認めた。CD73には免疫チェックポイント阻害分子PD-1を発現誘導する機能が報告されている。CD73およびYに対する標的治療の有効性を示唆する画期的な成果が得られた。
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 査読あり 12件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (11件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Molecular Cancer Therapeutics
巻: in press 号: 6 ページ: 1155-1165
10.1158/1535-7163.mct-16-0728
Journal of Hepatology
巻: in press 号: 5 ページ: 942-951
10.1016/j.jhep.2016.12.026
Annals of Surgical Oncology
巻: 23 号: S2 ページ: 197-205
10.1245/s10434-015-4463-x
Int. J. Oncol.
巻: 48 号: 2 ページ: 657-669
10.3892/ijo.2015.3299
Nature Communications
巻: 7 号: 1 ページ: 13508-13508
10.1038/ncomms13508
120007129257
Clinical Cancer Research
巻: 22 号: 21 ページ: 5277-5286
10.1158/1078-0432.ccr-15-1945
Scientific Reports
巻: 6 号: 1 ページ: 27044-27044
10.1038/srep27044
120006775931
Plos One
巻: - 号: 1 ページ: e0146564-e0146564
10.1371/journal.pone.0146564
International Journal of Oncology
巻: 48 号: 9 ページ: 657-69
10.1007/s00535-015-1159-8
Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences
巻: in press 号: 7 ページ: 531-537
10.1002/jhbp.248
Cancer Science
巻: 106(8) 号: 8 ページ: 1016-1022
10.1111/cas.12701
巻: 22(9) 号: 9 ページ: 1016-1022
10.1245/s10434-014-4292-3
http://www.tmd.ac.jp/grad/monc/index.html