研究課題/領域番号 |
15K15692
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
林 孝文 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80198845)
|
研究分担者 |
勝良 剛詞 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (30283021)
新国 農 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80419316)
中山 美和 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (10609879)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 舌癌 / 初期癌 / 超音波診断 / エラストグラフィ / ドプラ / 粘膜上皮 / 深達度 / 音響カップリング材 / 口腔内超音波診断 / 口腔癌 / 寒天 / 上皮釘脚 / depth of invasion / 舌エコー / Strain imaging / 筋層浸潤 / 高分子ゲル音響カップリング材 |
研究成果の概要 |
舌初期癌に対し、舌の口腔内走査を用いた超音波診断(舌エコー)によるエラストグラフィ(strain elastography)が、類似した他の病態との鑑別診断に有用であること、また筋層浸潤の程度を評価できる可能性が示唆された。加えて、舌癌のTNM分類において必須となった、深達度の評価で基準となる粘膜上皮層基底部について、高分解能超音波探触子と適切な音響カップリング材との組合せによるアーチファクトの少ない画像化の手法を呈示し、今後の深達度計測における課題と可能性を明らかにすることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
舌初期癌の診断と治療において、口腔内走査による超音波診断(舌エコー)が基本的な画像検査であることが示唆された。組織の硬さを可視化するエラストグラフィは鑑別診断と浸潤の程度の評価に役立ち、高分解能探触子と適切な音響カップリング材の適用はTNM分類に必須の情報を得ることができるため、舌エコーは舌癌を診療する医療現場で欠かすことのできない検査項目となることが予想される。
|