研究課題/領域番号 |
15K15728
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
東野 史裕 北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (50301891)
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研究分担者 |
北村 哲也 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (00451451)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アデノウイルス / 腫瘍溶解 / AU-rich element / E1A / がん / 溶解 / ARE-mRNA / c-fos / TNF-a / TNF-α / トランスレーショナルリサーチ / 口腔がん |
研究成果の概要 |
AU-rich element(ARE)は、細胞増殖に関わる遺伝子などのmRNAに存在し、多くのがん細胞ではARE-mRNAが安定化される。 また、ARE-mRNAの安定化は、がんの悪性度に相関している。本研究では、アデノウイルスの増殖の必須のE1A遺伝子にAREを挿入したウイルス(Ad+AU)を開発し、がん細胞に対する腫瘍溶解効果を検討した。Ad+AUは、正常細胞と比べて、がん細胞で増殖効率が高く、その細胞溶解効果もがん細胞の方が顕著に高かった。さらに、動物に移植した腫瘍は、Ad+AU投与により縮小することが見出された。これらの結果は、Ad+AUが腫瘍溶解効果を持つことを示している。
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