研究課題
挑戦的萌芽研究
口蓋裂に対する治療法は手術療法が主体であり、効果的な予防法や治療法が確立されていない。口蓋癒合の仕組みを明らかにし、新しい治療法を確立するために本計画を推進した。胎生期口蓋上皮に発現する遺伝子を網羅的に含む遺伝子のデータベースを作成し、その中から口蓋癒合期に発現する遺伝子を探索した。同定したPeriostinとTenascinCは細胞外マトリックスタンパクであり、癒合前後の口蓋後方の間葉組織に広く発現していた。本研究の結果から、PeriostinとTenascinCは、軟口蓋形成に重要であり、その発現はTGFβシグナルによって制御されていることが明らかになった。
唇顎口蓋裂とは、口唇、歯槽部、口蓋などの口腔顎顔面領域に披裂を生じる先天異常であり、遺伝的要因と環境的要因の両者が複雑に関係していると言われている。胎生期に口蓋が癒合する仕組みを明らかにし、新しい治療法を確立するために本計画を推進した。まず胎生期口蓋上皮に発現する遺伝子を網羅的に含む遺伝子のデータベースを作成し、その中から口蓋癒合前後に発現する遺伝子を探索した。PeriostinとTenascin Cは、癒合前後の口蓋後方の間葉組織に広く発現しており、口蓋形成に重要なTGF-βシグナルによって制御されていることが明らかになった。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 4件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
J Physiol Sci.
巻: 68 号: 4 ページ: 377-385
10.1007/s12576-017-0540-1
40021574351
J Clin Sleep Med
巻: 14 号: 01 ページ: 119-125
10.5664/jcsm.6896
Oncology letters
巻: 15 ページ: 99-108
10.3892/ol.2017.7281
Sleep Med Rev
巻: in press ページ: 161-172
10.1016/j.smrv.2018.02.006
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 503 号: 2 ページ: 1098-1102
10.1016/j.bbrc.2018.06.125
Scientific Reports
巻: 8 号: 1 ページ: 29317-6
10.1038/s41598-018-29317-6
巻: 8 号: 1 ページ: 29681-3
10.1038/s41598-018-29681-3
巻: 504 号: 1 ページ: 263-269
10.1016/j.bbrc.2018.08.166
J Oral Rehabil.
巻: 46 号: 1 ページ: 51-57
10.1111/joor.12725
Nature Communications
巻: 9 号: 1 ページ: 4216-4216
10.1038/s41467-018-06469-7
Sci Rep.
巻: 7 号: 1 ページ: 9753-9753
10.1038/s41598-017-10351-9
Neurosci Lett.
巻: 610 ページ: 123-128
10.1016/j.neulet.2015.10.071
European Respiratory Journal
巻: - 号: 5 ページ: 1410-1419
10.1183/13993003.01088-2015
Dysphagia
巻: 31 号: 4 ページ: 579-586
10.1007/s00455-016-9719-5
Dev Dyn.
巻: 244(3) 号: 3 ページ: 488-496
10.1002/dvdy.24231
Biomed Res Int.
巻: 2015 ページ: 293570-293570
10.1155/2015/293570
PLoS One
巻: 10(4) 号: 4 ページ: e0119960-e0119960
10.1371/journal.pone.0119960