顔の三次元形態並びに粘弾性を用いて加齢の程度を判別する表情表出予測の数理モデル化

• 研究課題/領域番号: 15K15755
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 高田 健治 大阪大学, 国際医工情報センター, 招へい教授 (50127247)
• 研究分担者: 谷川 千尋 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70423142)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 三次元 / 加齢 / 顔 / 粘弾性 / 数理モデル / 予測

研究成果の概要

顔軟組織の経年変化を考慮した表情表出時の顔の3次元トポグラフィーの定量評価手法を確立することで，加齢に伴う皮膚の運動力学的特性の変化を反映させたオーダーメイドの矯正歯科治療（顎顔面の形態と機能の改善）の実現が可能になる．そこで本研究の目的は（１）二つの年齢群（Young adult群, Elderly群）について，安静時と表情表出時の三次元顔面軟組織形態を記録することで,表情表出に伴う顔面軟組織の変化を解析する；（２）安静時の顔軟組織の粘弾性並びに保水量も計測することで，前記の計測変量と併せて，２群の識別に有効な要素（特徴変量）を明らかにすることにある．

研究成果

• [雑誌論文] Efficacy of maxillary anterior segmental distraction osteogenesis in patients with cleft lip and palate (2018)
  • 著者名/発表者名: Tanikawa C, Hirata K, Aikawa T, Maeda J, Kogo M, Iida S, Yamashiro T
  • 雑誌名: Cleft Palate Craniofac J 巻: in press 号: 10 ページ: 1375-1381
  • DOI: 10.1177/1055665618758692
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Test-retest reliability of smile tasks using three-dimensional facial topography (2018)
  • 著者名/発表者名: Tanikawa C, Takada K:
  • 雑誌名: Angle Orthod 巻: in press 号: 3 ページ: 319-328
  • DOI: 10.2319/062617-425.1
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Electrophysiological and Morphological Properties of α and γ Motoneurons in the Rat Trigeminal Motor Nucleus (2018)
  • 著者名/発表者名: Nishimura K, Ohta M, Saito M, et al.
  • 雑誌名: Frontiers in Cellular Neuroscience 巻: 12 ページ: 9-9
  • DOI: 10.3389/fncel.2018.00009
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] A novel method to detect 3D mandibular changes related to soft-diet feeding (2017)
  • 著者名/発表者名: Kana Kono, Chihiro Tanikawa, Takeshi Yanagita, Hiroshi Kamioka, and Takashi Yamashiro
  • 雑誌名: Frontiers in Physiology 巻: ー
  • DOI: 10.3389/fphys.2017.00567
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] mprovement in three-dimensional facial configuration and jaw motion following surgical orthodontic treatment of a case with jaw deviation (2017)
  • 著者名/発表者名: Takigawa Y, Tanikawa C, Yashiro K, Takada K
  • 雑誌名: Orthod Waves 巻: 76(3) 号: 3 ページ: 184-196
  • DOI: 10.1016/j.odw.2017.04.001
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] A distinct functional distribution of α and γ motoneurons in the rat trigeminal motor nucleus. (2017)
  • 著者名/発表者名: Morita-Isogai, Y., Sato, H., Saito, M., Kuramoto, E., Yin, D., Kaneko, T., Yamashiro, T., Takada, K., Oh, S.B., Toyoda, H., & Kang, Y.
  • 雑誌名: Brain Structure and Function 巻: - 号: 7 ページ: 1-9
  • DOI: 10.1007/s00429-017-1400-8
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [学会発表] Hemodynamic changes in the perioral muscles before and after exercise load A discussion of the methodology (2017)
  • 著者名/発表者名: Okamoto K, Tanikawa C, Tsuno K, Nakamura H, Kashiwada H, Takata S, Karino M, Takada K
  • 学会等名: nternational Cleft Congress 2017
  • 国際学会
• [学会発表] Effects of Maxillary Anterior Segmental Distraction Osteogenesis in Patients with a Cleft Lip and Palate (2017)
  • 著者名/発表者名: Tanikawa C, Hirata K, Aikawa T, Yamashiro T
  • 学会等名: International Cleft Congress 2017
  • 国際学会
• [学会発表] Changes in Facial Morphology after Presurgical Nasoalveolar Molding in Patients with Unilateral Cleft Lip and Palat (2017)
  • 著者名/発表者名: Matsukawa M, Tanikawa C, Yamashiro T, Kogo M.
  • 学会等名: nternational Cleft Congress 2017
  • 国際学会
• [学会発表] ３次元画像解析の基礎と矯正歯科治療への応用 (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
  • 招待講演
• [学会発表] 片側性口唇口蓋裂を有する患者において口蓋裂手術法が矯正歯科治療法に与える影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、岡 綾香、黒坂 寛、西村佳世、山城 隆
  • 学会等名: 第41回日本口蓋裂学会総会・学術大会
• [学会発表] 症候群頭蓋縫合早期癒合症を有する患者における軟・硬組織の三次元評価手法の確立 (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、月星陽介、Lee Dong Hoon、山城 隆
  • 学会等名: 第41回日本口蓋裂学会総会・学術大会
• [学会発表] 大阪大学歯学部附属歯科技工士学校におけるデジタルデンティストリーおよび三次元プリンター実習の満足度調査 (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、岡 綾香、町 博之、野崎一徳、中本将嗣、山城 隆
  • 学会等名: 第59回近畿東海矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 顎前突を伴うAarskog-Scott 症候群の一症例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 中津川昴平、谷川千尋、岡 綾香、山城 隆
  • 学会等名: 第59回近畿東海矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 上下顎の空隙歯列および前歯部開咬を伴うCoffin-Lowry 症候群の一症例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 虫明 仁、岡 綾香、谷川千尋、山城 隆
  • 学会等名: 第59回近畿東海矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] エッジワイズ装置装着患者における口腔衛生指導の効果について (2017)
  • 著者名/発表者名: 瀧本真弥、谷川千尋、磯貝由佳子、山城 隆
  • 学会等名: 第59回近畿東海矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] BiPAP 使用に起因した上顎骨の劣成長が疑われる先天性中枢性肺胞低換気症候群の一治験例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 森田知里、谷川千尋、上村 夢、山城 隆
  • 学会等名: 第59回近畿東海矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 顔面皮膚の粘弾性・色彩・水分量の加齢変化 (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、岡本圭子、築野喜和子、中村裕行、柏田紘明、高田定樹、黒田嘉宏、大城理、和田成生、高田健治
  • 学会等名: 第22回日本顔学会大会
• [学会発表] 矯正歯科治療要否を判定するartificial intelligence(AI) システム (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、石垣光昴、LEE Chonho、竹内優斗、清水優仁、野崎一徳、山城 隆
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 食餌性状がマウス上顎骨の三次元形態に及ぼす影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 河野加奈、谷川千尋、柳田剛志、上岡 寛、山城 隆
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] Artificial intelligence (AI)を用いた矯正歯科治療における顔画像特徴記述文生成の試み (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、石垣光昴、LEE Chonho、竹内優斗、清水優仁、野崎一徳、山城
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 咬筋および口唇に運動負荷を加えた場合の血流動態の変化 (2017)
  • 著者名/発表者名: 岡本圭子、谷川千尋、中村裕行、高田定樹、高田健治
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] 異なる年齢群における顔面皮膚の粘弾性・色彩の違いについて (2017)
  • 著者名/発表者名: 谷川千尋、岡本圭子、中村裕行、高田定樹、高田健治
  • 学会等名: 第76回日本矯正歯科学会学術大会
• [学会発表] Reproducibility of Smiling Efforts Using 3D Facial Topograph (2016)
  • 著者名/発表者名: Dr. Chihiro Tanikawa PhD, and Kenji Takada
  • 学会等名: The International Association for Dental Research (IADR)
  • 発表場所: Seoul, Republic of Korea（ソウル、韓国）
  • 年月日: 2016-06-22
  • 国際学会
• [学会発表] 顔の皮膚および皮下組織の物理性状と血流動態の加齢によるへんか：方法論の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 築野喜和子、谷川千尋、岡本圭子、中村裕行、柏田紘明、高田定樹、高田健治
  • 学会等名: 第16回日本抗加齢医学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市、日本）
  • 年月日: 2016-06-10
• [学会発表] 顔の皮膚および皮下組織の物理性状と血流動態の加齢による変化：方法論の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: ・築野喜和子、谷川千尋、岡本圭子、中村裕行、柏田紘明、高田定樹、高田健治第
  • 学会等名: 16回日本抗加齢医学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2016-06-10