研究課題/領域番号 |
15K15787
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
大原 良子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (40325163)
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研究分担者 |
安東 由佳子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (50314745)
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研究協力者 |
曽我部 美恵子
唐沢 泉
安田 孝子
弓削 美鈴
神谷 摂子
米川 美那
勝村 友紀
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 看護学臨地実習 / 自己実現理論 / 実習場所固定実習 / 看護学実習 / 助産学実習 / 長期固定型実習 / 実習場所固定型実習 |
研究成果の概要 |
実習での実践力についての自己評価を5件法の尺度で,臨地実習終了後の看護学生255名と助産師学生84名からデータを収集した。 結果,同一施設での実習期間が長い助産師よりも看護学生の方が「実習の成果として,さらに患者中心のケアを心がけるようになった」「実習中,時間を管理する能力が向上した」「実習の成果として,より理論と実践を統合することができるようになった」が有意に高かった(p<.05)。自己評価では同一施設での実習期間が長い学生が,実習成果を肯定的に評価しているとは言えなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の看護学臨地実習は,患者の発達段階別に2週間という短い期間で複数を移動する為,看護の実践力が身に付かず,早期離職等につながると考えた。そこで,技術の習得に焦点を置いた1か所に長期に滞在する実習の導入につながるよう,その効果の証明を試みた。自己実現理論をもとに開発された尺度を使用し同一施設での実習が1か月以上と長い助産学生と看護学生を比較した。 所属意識を問う項目では,助産学生の方が有意に高い点の項目が多数あり,人間関係の構築は実習期間が長い方が良いと言えるが,実践力評価は看護学生の方が高かった。今後は客観的に実践力を評価する方法を用いて,実践力のつく臨地実習につながる研究が必要である。
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