研究課題/領域番号 |
15K15790
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 静岡県立大学 (2018) 名古屋大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
永谷 幸子 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (90452200)
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研究分担者 |
小林 宏光 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20225535)
林 久恵 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80444404)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 足関節運動 / 早期離床 / 起立性低血圧 / 姿勢変換 / 近赤外線分光法 / 脳血流 / 酸素化ヘモグロビン / 弾性ストッキング |
研究成果の概要 |
姿勢を変えるときに、めまいや失神などを起こすことがある。足関節運動はこの姿勢変換時の循環動態の変動に対応できる可能性がある。本研究の目的は、足関節運動の姿勢変化に対する効果を確認することである。まず、仰臥位で足関節運動を行い、運動後、座位に姿勢を変換した。運動の効果は酸素化ヘモグロビン濃度で評価した。60秒間の足関節運動の場合、酸素化ヘモグロビン濃度は、運動の実施とともに増加した。運動の有無と、運動実施前後で有意な交互作用効果が認められた。30秒間の運動では運動の実施による効果は認められなかった。足関節運動の姿勢変換に対する効果を得るためには運動の継続時間に配慮する必要があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで姿勢を変換するときの循環動態の変動(めまいや失神、転倒など)を予防するためには、薬の服用や、圧の高い下着の着用を常時行うなどの対策がとられていた。足関節運動は特別な道具を必要としない簡単な運動であるため、患者自身が移動する前に自分で実施することが可能である。本研究によって、60秒間の足関節運動を行うことで、脳血流の面から、仰臥位から座位へ姿勢変換した場合の循環動態の変動が緩和できる可能性が示唆された。
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