研究課題/領域番号 |
15K15810
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
岸田 泰子 共立女子大学, 看護学部, 教授 (60294237)
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研究分担者 |
久保 恭子 (木村恭子) 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (10320798)
石井 久生 共立女子大学, 国際学部, 教授 (70272127)
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研究協力者 |
山口 雅子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60259653)
森岡 郁晴 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (70264877)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高度生殖医療 / 倫理的問題 / ジレンマ / 不妊看護 / 国際比較 / 第三者の生殖機能 / タイと日本 / 看護教育 / リプロダクティブ・ヘルス / リプロダクティブ・ライツ |
研究成果の概要 |
高度生殖医療(以下ART)の技術革新に伴い、倫理的問題を含むARTが急増し、法的整備が追いつかない中で、看護実践の提供が必要となっている。そこで本研究では、日本における倫理的問題を含むARTにおける看護および看護教育への指針を得ることを目的とし、看護者の体験、医療消費者の体験、看護学生の教育ニーズ、第三者関与の生殖技術が可能なタイと制限が厳しい日本の看護学生の意識の比較検討を行った。得られた結果から、ケアに伴う看護者が抱えるストレスやジレンマを理解すること、対象者への経済的支援と精神的ケア、複雑化するARTに対する看護教育内容の検討、道徳的感受性を高めるような倫理教育が重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は進化するARTに対する看護と倫理的課題を追求する先進的試みであり、今後ますます増えていくと予測される倫理的問題を含むARTをうける当事者のための、看護領域へのアプローチである。本研究で得られた成果は、不妊看護に従事する看護職者に対する示唆を与え、今後この分野における看護ケアへの指針を示すための第1歩となる。 また、日本とタイの二国間においてこれからの看護を担う看護学生に対する調査を実施し、その結果を比較検討する国際性と学際的側面を有している。この結果は看護基礎教育課程において、有益な示唆を与え、日本およびタイにおけるリプロダクティブ・ヘルスの増進のための提言をするものである。
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