研究課題/領域番号 |
15K15839
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
辻 恵子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (30338206)
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研究分担者 |
角田 美穂 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 病院 腫瘍診断・予防科, 研究員 (60347359)
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研究協力者 |
赤木 究
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | がん / 遺伝 / ゲノム医療 / 包括的遺伝子検査 / プログラム開発 / hared decision making / 遺伝看護 / shared decision making |
研究成果の概要 |
遺伝性のがんが疑われる患者に関わる看護師の役割遂行を支えるために、2種類の患者用媒体と教育プログラムを作成した。看護師を含む遺伝医療専門職を対象に質問紙調査を実施し、高い内容妥当性及び実施可能性を有することを確認した。 パイロットスタディを通して、看護師の介入により患者の理解が促進され、遺伝カウンセリング受診率が向上することが示唆された。なお、遺伝カウンセリングを延期した患者の継続フォロー、タイミングの再評価を検討する必要があり、医師と看護師の協働による実践活動の円滑化に課題があることが明らかになった。看護介入を効率よく実施・運営するために、協働する医療職を含めた体制整備の必要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、がん診療に関わる看護職は、通常診療においてゲノム医療に特化した患者ケアを提供するシステムの中で役割を遂行することが求められている。当該プログラムを活用することにより、看護師は期待される役割を実践することが可能となる。当事者は看護師とのパートナーシップのもと、必要な情報にアクセスすることが可能となり、その後に起こりうる状況に見通しをもちながら、遺伝的リスク情報を考慮した医療的対応の選択が可能となることが期待できる。
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