研究課題/領域番号 |
15K15842
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 獨協医科大学 (2017-2018) 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所) (2015-2016) |
研究代表者 |
粟生田 友子 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (50150909)
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研究分担者 |
川里 庸子 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), その他部局等, 看護師 (90597907)
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研究協力者 |
加藤 晴美
篠崎 菜穂子
粕谷 陽子
鳥谷 めぐみ
川里 庸子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高次脳機能障害 / 急性期 / 回復期 / 精神症状対応 / 探索的研究 / ケアモデル構築 / 介入プログラム / 症状対応 / 実践的対応技術 / ケア介入モデル / エキスパートナース / 患者家族 / 介入モデル |
研究成果の概要 |
本研究は、精神症状により介入が難しい高次脳機能障害患者に対する症状対応のケアモデル構築と実践的介入プログラムを作成することを目的とした。ケアモデルは、第1段階で先行研究を基にモデル案を作成し、ケアの要素を12項目に分類して素案とし、それをもとにモデルの有用性について、看護実践の場での介入についてヒヤリングした。第2段階では、ケアモデルの有用性を高めるため、エキスパート性の高い脳卒中分野の認定看護師を対象に、対応困難とされた事例へのケア体験を語ってもらい、看護師の介入方法を探索的に抽出し、ケアモデルに統合した。また、その語りの中から具体的な介入方法について例示し、介入プログラムとして策定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高次脳機能障害のケア現場では、急性期からの症状鑑別が難しく、回復期には、社会的行動障害や易怒性などの精神症状への対応の方法が十分に構築されてはいない。その結果、医療現場の看護師が様々なケア困難な状況を体験している。 この研究では、急性期から回復期への効果的なケア方法を実践事例の裏付けをもとにケアモデルを示し、時期や症状ごとに、ケアの実践的な方法を提示した。高次脳機能障害の患者への看護師が実践できるケア方略を具体的に示すことで、今後、高次脳機能障害への症状へ有用性の高いケアへと導くことができ、精神症状へのケアの効果を上げることが期待できる。
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