研究課題/領域番号 |
15K15844
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 久留米大学 (2018) 東北大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
跡上 富美 久留米大学, 医学部, 准教授 (20291578)
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研究協力者 |
須原 涼子
武石 陽子
アンガホッファ 司寿子
川尻 舞衣子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 妊孕力 / 未婚女性 / 生殖年齢 / 自己認識 / 女性 |
研究成果の概要 |
本研究は、生殖年齢にある20~30歳代の女性の妊孕力に対する自己認識と卵巣予備能との乖離の実態を解明する方法を検討することを目的とした。本研究では、20~30歳代前半女性に対して面接を行い、その内容を質的に分析し特徴を明らかにした。その結果、20歳代未婚女性では自己の妊孕力を高く見積もる傾向がるが、主観的な評価にとどまる傾向が見受けられた。30歳代前半の未婚女性においても、自己の妊孕力を80~90%程度と高く見積もる傾向が認められたが、すべての女性においてはも月経の存在による妊孕力評価をしていたが、35歳という年齢を目前にしており、妊孕力を活かすための健康生活行動をとっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は未婚女性が抱く自らの妊孕力についての認識の特徴を明らかにすることである。本研究では、これから子どもを持ちたいと考えている女性たちが、自らが望むときに子どもがもてるように若い世代の時から自らの妊孕力について考えて行動していくというReproductive Life Planningを今後啓発していくための一次資料になると考えられる。また、今回の結果により、日本人未婚女性においては年代を問わず月経があるという「主観的指標」のみで自らの妊孕力を評価している実態が明らかになり、今後の啓発活動が急務であることが改めて指摘された。
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