研究課題/領域番号 |
15K15876
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 広島大学 (2018) 県立広島大学 (2016-2017) 広島国際大学 (2015) |
研究代表者 |
上野 陽子 広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 助教 (00637192)
|
研究分担者 |
大平 光子 広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 教授 (90249607)
柏木 恭典 千葉経済大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (80461771)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 妊娠葛藤 / 意志決定支援 / 意志決定の共有 / ガイドライン / 思いがけない妊娠 / 意思決定の共有 |
研究成果の概要 |
本研究は妊娠葛藤に直面した女性の意思決定を支えるガイドライン(試案)の開発が目的である。ガイドライン開発のために、国内の先駆的に妊娠相談を実施しているケア提供者12名を対象に面接調査を実施した。また、妊娠相談においてShared decision making(以下SDM)の概念を基盤とした意思決定支援における具体的なケアを見出すために、その概念の先行文献を収集し研究実施を進めた。海外調査はドイツで実施した。現地の妊娠相談所及び妊娠葛藤相談所を対象に4施設において妊娠葛藤に直面した女性へのケアにおける面接調査を実施した。国内、国外からガイドラインの基礎資料となるデータを得ることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果より、妊娠葛藤に直面した女性に対してShared decision making(意思決定の共有;以後SDM)を基盤とした支援を行うためには、女性との対話によって真のニーズを顕在化させ,自分らしい答えを見出せるよう寄り添う支援を提供していることが明らかになった.また,SDMの概念に女性特有の意思決定の視点も取り入れ看護ケア実践に適用できる可能性があることが示唆された.これらの結果より、本研究はSDMを基盤とした支援体制およびガイドラインが有効なケアとして、女性にとって質の高いケアを受ける支援体制の整備を担うことが期待できる基礎資料を得られたと考える。
|