研究課題/領域番号 |
15K15903
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
片山 知美 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究員 (30510812)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ホームホスピス / QOD / QOL / 生活者 / 遺族 / 尊厳 / 環境的要素 / 居場所 / 実態調査 |
研究成果の概要 |
本研究は、終末期支援の場であるホームホスピス(以下、HH)を最後の居場所として生活した住人のQODに影響を与えた要因を明らかにすることを目的とした。HHでは【生活者に寄添う】【これまでの生活やこだわりを大事にする】【希望をかなえる】ことが大切にされており、面会時間を設けず、【家族の力を生かす】支援が行われていた。住人・家族にとってHHは、【安心できる最後の居場所】になっており、【希望をかなえる】こと【最期を穏やかに過ごす】ことを可能にしており、QOLやQODに影響を与えていると推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HHは本当の家ではないが、家族の形や家族役割を維持しながら家族の持てる力をいかし、いつもの生活、穏やかな日常を過ごすしながら最期の時を迎える事が可能な場であり、本人のみならず家族にとっても安心し最期まで全うすることのできる居場所になっていた。 HHは、死に至る個人にとってのQODだけではなく、その家族のQOLにもよりよい影響があり、本邦における終末期の生活を豊かに過ごす事を実現できる場である。
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