研究課題/領域番号 |
15K15907
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
北宮 千秋 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (10344582)
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研究協力者 |
多喜代 健吾
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 地域診断 / 個人別態度構造分析 / 地域アセスメント / 一次資料 / 保健師教育 / 看護学 |
研究成果の概要 |
学生が地域特性を把握する手法として、個人別態度構造分析(PAC分析)を提案することが目的であった。PAC分析の地域特性把握のための連想刺激文を「あなたは何が共同体の特性を示していたと思いますか」とした。学生は自由な連想を記述し、記述された内容の重要性を評価した。さらに、記述内容の類似性が1-10のスケールで評価された。クラスター分析の結果が学生に示され、学生はクラスターの分類を解釈した。 学生はこの手法の過程でコミュニティに対する情報が整理されていた。その結果として例えば、住民がコミュニケーションの維持を大事にしていることに気がついていた。この手法はコミュニティアセスメントに役立つと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
行政で働く保健師にとって、住民の生活や健康上の顕在的・潜在的問題を把握し、具体的に解決する地域看護診断(地区診断)は重要な技術の一つとされる。保健師が保健事業を施策化するために行う地域看護診断は、1)既存資料(2次資料等)、2)目的にそった調査(社会踏査)、3)民俗学的な接近として地区視診、エスノグラフィーを応用する1次資料を用いてアセスメントする。 しかし、実際の保健師達は3)一次資料の質的データが未活用であり、現場において困難な作業と見なされていた。現場で充分に活用できていない住民の声や生活様式や価値観などを施策に反映していくことができる新たな手法を提案する。
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