研究課題/領域番号 |
15K15926
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 日本保健医療大学 |
研究代表者 |
池田 智子 日本保健医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (50341938)
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研究協力者 |
浅見 正人 日本保健医療大学
伊草 綾香 日本保健医療大学 (70911056)
旭 竜馬 日本保健医療大学
加茂 智彦 日本保健医療大学
荻原 啓文 日本保健医療大学
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 参与観察 / 縦断介入研究 / 中小企業 / 職場文化 / 職場改善 / 保健師 / 混合研究法 / 健康づくり / アクション会議 / 中小規模事業場 / アクションリサーチ / 健康行動 / フォーカス・グループ・インタビュー / 個別インタビュー / MMR / 産業看護アセスメント・ツール / エスノグラフィック・インタビュー / KIZUNAカンパニー / 質的・帰納的分析 / 質問紙調査 / グループワーク / 健康関連行動 |
研究成果の概要 |
中小企業には大企業と異なる「健康に対する文化」が存在することに注目し、「健康関連行動」との関係性や、介入による経時的変化を明らかにした。社員と共に実施したグループワークや会議参加を通した4年間に亘る参与観察により、社内の固着化したコミュニケーションや、管理職と従業員のギャップ、形骸化した意見交換の場などの特徴が解明され、量的研究を補完した。 研究者らが考案したKJ法を用いた職場改善の手法は一定の効果が見られた。専門職としての、その実施方法をまとめ、職場改善システムパック「KIZUNAカンパニー」、教科書「産業看護学」、ストレス対策テキスト「新・メンタルヘルス実践BOOK」などの公開に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会格差と健康水準に関する多くの研究はアンケート調査で行われ、社会経済的変数が広く質問紙に含まれるかどうかに依存するが、これらの調査項目は対象者にとって抵抗感があり、無回答率が高いというジレンマが存在してきた。本研究はその考え方を180度転換し、マイクロな眼ではじめて見えてくる世界を重視してみた。これは量的研究を補完するものであった。 長期間の介入研究と参与観察を基本とした分析からは多くの実践的示唆が得られ、現場に役立つテキストやシステムパックの開発を生み出せた。
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